皮革に携わる仕事をしているので、
年に1回香港で行われる皮革素材展を訪れるようにしています。
3日間の開催で、そのすべてを懸けても回りきれない膨大なブース数と革の数。
様々な情報が行き交う香港国際展示場。
私のやっていることなんて末端の末端でしかありませんが、
この空間がとっても好きです。
この展示会のために1週間ほど香港に滞在するようにしています。
香港好きには怒られるかもしれませんが、
プライベートで旅行するほど香港にはコンテンツがあるとは思えないので、
この出張のついでにぶらぶらするぐらいが丁度いい。
いつも香港島にホテルを取るので、
地下鉄で行ける範囲に限りはあるが、
必ず九龍界隈は散策するようにしている。
地震がほとんどない香港はその土地事情もあって
建物が細長い。そして古い。
街をぐるっと見回すだけで時間の流れを感じることができる。
最近は法規制の関係でせり出した看板が撤去され、
カンフー映画で懐かしいあの風景は無くなりつつあった。
街には人が住み、
人が街を作る。
そこに歴史が生まれる。
香港で感じるそれは
日本のものとは全く違いながらも、
漢字という共通のシンボルが笑っている。
香港の街が好きだ。
また来年も来れるよう展示会で見つけた革の到着を待っている。
帰国してもう1ヶ月も経ったんですな、早い早い。
PS もうすぐ子供が生まれます。